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人形(パペット)に限らず、色紙や和紙、フィルムなど様々な手法で制作される「アートアニメ」。学研は、国内の人形アニメーション業界がまだ黎明期だった1958年、人形アニメーション映画「注文の多い料理店」を制作し、注目を集めました。

当時の学研映画局のメンバーは、アニメーションはおろか、映画制作さえ初心者の集まりでした。しかし、社員演出家、社員プロデューサーを育て、やがては日本のアートアニメを発展させた名監督・渡辺和彦氏らを輩出するまでに成長を遂げます。学研本社(当時:東京都大田区)の近くに映画撮影専用スタジオを建て、制作体制を整えると、1950~70年代にかけておよそ40の人形アニメ作品を制作しました。
こうして世に送り出されたアニメーション作品は、セットデザイン・造形・彩色などの優れたアート性と、照明・カメラワークなどの高度な技術を兼ね備え、世界的にも高い評価を受けることとなりました。

Pick Up! アニメーション

ただいまのPick Up!はこちらの2作品です。フルバージョンの動画が視聴できますので、学研アニメーションの世界をぜひお楽しみください。(ご紹介するアニメーションは、不定期更新予定です。)

おむすびころりん

(1962年/11分)

日本むかし話
プロデュース:伊藤治雄/演出:渡辺隆平

お昼ごはんのおむすびを、うっかりねずみの穴に落としてしまったおじいさん。楽しげな歌声に誘われて穴に落ちたおじいさんは、ねずみたちに大歓迎される。その様子を見て、となりのおじいさんも穴に落ちてみるが…。

きんいろのしか

(1969年/11分)

外国むかし話
プロデュース:神保まつえ/演出:渡辺和彦

遠い昔、インドのお姫様が、きれいな声で歌う金色の鹿の夢を見た。王様の出したおふれを見て、少年は山の中にわなを仕掛ける。しかし、わなにかかった鹿が仲間のためにとった行いを見て、少年は鹿を逃がすことにした。

第24回都教育映画コンクール銀賞

アートアニメの世界

注文の多い料理店

(1958年/9分)

宮沢賢治
プロデュース:藤平浪三郎/演出:小野豪

二人の男が森で狩りをしていた。お腹がすいてきたところで、ちょうどレストランを見つける。店に入ってみると、部屋を進むたびに貼り紙がしてあり、男たちに様々な注文をつけてくる。

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アートアニメを使った教材

同時代に制作された教材映像にも、アニメーションの特性を活かした作品があります。
解説にアニメーションを使うことで、子どもたちが興味をもって視聴し、具体的な理解が得られるような工夫を凝らしました。

集合の考え

(1969年)

小学生向け/算数

抽象性の高い「集合」という考えを、アニメーションで具体的に表現。様々な図形の中から仲間を探す長方形のキャラクターと一緒に、「集合」とはどのような考え方であるかを学んでいく。

教育映画祭文部科学大臣賞

おんぷ

(1961年)

小学生向け/音楽

音楽を構成する要素について学ぶ作品。カエルのキャラクターを使った親しみやすいアニメーションで、音符が長さと高さを表すものであることを感覚的に理解させる。

まこちゃんのこうつうあんぜん

(1971年)

幼児向け/交通安全

もうすぐ幼稚園に通う幼児、まこちゃんと一緒に、道路を渡るときや道を歩くときに気をつけるべきことを学ぶ。アニメーションと実写を併用することで、楽しく、そして分かりやすい作品となった。

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